今、「戦極の乱 2009」を観ながらブログを書いている。
年末のDynamite、年始の戦極の乱、どうしても比較してしまう。
戦極に石井が来たのが何かを象徴している気がしてしまう。
Dynamiteは当日(大晦日)に地上波放送。戦極の乱は後日の録画放送。
テレビに依存している興行、テレビ局から期待されている興行がどちらかは明白。
しかもDynamiteは対紅白用コンテンツ
Dynamiteは「視聴率を取りにいって」あのカードになったことになる。
でも、視聴率の取れるカードだったんだろうか?
格闘技ファンからすれば物足りないし
一般視聴者層からしても特に気になるカードは無かったんじゃないのかな。
実際、平均視聴率は12.9%で、これはあまり良い数字とはされないらしい。
「魔娑斗、KIDが出なかったから」という声もある。確かにそうなんだろう。
逆に言えば魔娑斗、KIDが番組に出さえすれば試合である必要は無い、とも聞こえる。
事実、Dynamiteの数日前に同局で「お笑いDynamite」という
バラエティ番組が放送されこの2人はゲストとして呼ばれていたようだ。
自分は格闘技の試合を観るのが大好きで、
去年行われた主要興行はほとんど観ているくらい。
でも無理に大晦日に格闘技を観たいとは思わない。
ましてや「視聴率獲得」を理由によくわからないカードを組まれるくらいなら
かえってやめて欲しいくらいだ。格闘技がナメられてしまう。
Dynamiteでマスクをつけて試合をした選手がいて
マスクがずれてしまい視界が悪くなり
マスクを直しているところを殴られ、その選手は負けてしまった。
なんだそれ。茶番にもほどがある。
もし仮に自分が選手として総合の試合に出て
相手がマスクをつけていたら
まずマスクをずらして視界を防ぐことを狙う。
K-1GPで暴走反則負けをしたバダ・ハリは
1ヶ月置かずにDynamiteに出場、KOで負けてしまった。
K-1でもダウンしていたはず。
解説席に陣取った主催サイドのある人は「動きにキレが無い」と言っていた。
・・・コンディションが作れなかったのは何が原因なんだ?
Dynamite/DREAMから秋山選手が事実上離脱。
提示された選手の中から対戦者を選んでいるということについて
「お茶濁し」と言われ「団体を背負ってない」等と批判され続け
遂に大晦日には出場しなかった。
GONKAKUの最新号で吉田豪氏が
「身から出た錆とはいえ、あれだけヒール扱いされて
批判されれば団体背負う気なんかなくなるだろう」と
冗談交じりに書いていたんだけど、ほぼ同意します。
それにお茶濁しのカードってなんだろう。
これまでの対戦者に失礼だし、少なくとも提示した選手のはず。
提示された中から選んで、どうして批判されてるんだ?
マッチメイクについて全ての話が公になってるわけじゃないから
こんなこと言うのもなんだけど、秋山が悪者なの?
(そもそもマッチメイクの裏側なんか暴露すべきじゃないと思うけど)
桜庭戦での行為はどうかと思ってるし、禊が済んだとも思ってないけど
どうなんだろう、この扱い。。。
桜庭戦でスポンサーが離れた云々って雑誌で語ってた人がいたけど
これって視聴者がスポンサーに連絡しまくったからでしょ?
視聴者は秋山の反則だけじゃなく、放送の仕方にも怒ってた気がするけど。
最初放送したとき、試合中の桜庭の音声削ってたよね?
自分はマスクマンを出場させる理由が「お祭りだから」では納得できない。
だってマスク危ないもの。無防備なところをサップに殴られたんだぞ?
秋山の行為を批判するのもいいんだけど
実際にやってることはどうなの?
石井選手が総合転向を発表した当初、DREAMへの参戦が噂されていた。
しかし、UFCを主戦場として狙いを定めることを発表し
今日、戦極のリングに現れリップサービスとはいえ「いつかこのリングで」
とまで発言した。
Dynamite/DREAMはアウト・オブ・眼中
と、思っているかどうかはわからないけど。。。
ちょっとだけそんなことを考えてしまった。
今日の戦極は途中からPPVで観戦したけど観た試合はどれも面白かった。
試合開始前の期待感を含めて、格闘技の試合を観ている緊張感があった。
Dynamiteにも面白い試合はあったけれど
「試合開始前の期待感」を感じるカードがほとんど無かった。
今日の戦極のような試合が地上波で流されて、
視聴率が取れる時代になったらと思う。いっぱい良い試合が観れるのに。
PRIDEの全盛期はそれが出来ていただけに残念に思う。
Tweet
0 件のコメント:
コメントを投稿