ミシュランの三ツ星を獲得し、世界でも最も予約が取りにくいとされるスペイン・バルセロナのレストラン「エル・ブジ」がこのほど閉店することになった。シェフのフェラン・アドリア氏(47)は「新たな創造が困難になった」と理由を説明している。
同レストランは創造的な料理で知られている。30品のコースはワインとともに食して約400ドルほど。年間の予約数は6700件に上る。
アドリア氏は「ほとんどの料理はすでに、世の中に存在する。何かラディカルなことが必要だと思う。次に始める時には、食の革命を起こしたい」と話している。
休業期間は2012年から13年まで。2014年の再開を目指す。店を閉める2年間、アドリア氏は各地に出向いて新たなインスピレーションを追い求めるという。
バルセロナ近郊生まれのアドリア氏は、地中海沿岸部の観光ホテルで皿洗いから始めた。その後、軍隊でコックとして働き、エル・ブジの見習シェフとなった。その後、トップシェフに躍り出ていた。
ミシュランで三つ目の星を獲得したのは1997年。2001年にはランチ営業をやめ、事業を半分に縮小して食の創造に全力を傾けていた。多数の料理本も執筆している。
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