2013/03/13

掘り起こし記事:ニック・ディアス原理主義






2009/4/18 21:50からの掘り起こし。
そうかもう4年も前になるのか。
当時、Elite XCからStrikeforceへ戦場を移した兄貴のフランク戦観戦記。
DREAMでのマッハ戦が流れた恨みつらみ込み。(この後対戦するが)


先日のStrikeforceはメレンデスの復活やら
クリスチャン・サイボーグ/シュートボクセの体重事件などなど
書きたいことはあるのですが
兄貴の試合が行われた以上、全力をもって報道するのが
信者としてのあるべき姿というもの。


Strikeforceデビュー戦の相手はフランク・シャムロック。
(ところで上の写真は別の試合からです)
ピークを過ぎたとは言え、かつては中量級で無敵を誇ったフランク。
敬愛するジノビエフを潰してくれたのもこの男だ。
フランク相手ということで今回は体重が81.6kg。
ここ最近と比較するとだいぶ重い階級なのでちょっと心配要素だ。

しかし「退かぬ、媚びぬ、省みぬ」が信条の兄貴。
誰であろうと向かって来る者には中指を立てる。
結果が出た今となっては、こんな心配はまったくの杞憂だったようだ。
兄貴、本当にすまねぇ。
兄貴に対して一点でも曇りの気持ちを持つなんて、俺としたことが。




開始早々からいつものボクシングでフランクを翻弄する兄貴。
両手を広げ相手を威嚇するカマキリ拳法も早々に繰り出し好調が伺える。

フランクの脚をキャッチしそのままグラウンドへ。
難なく脚を制してヒザを入れながらパス。
ここはシーザーの黒帯の面目躍如。まさにやりたい放題だな兄貴。

サイドを取り、得意のキムラを狙うもエスケープされてしまう。shit!
戦闘民族としての血が騒ぎ、掴んだ腕に全神経を集中しすぎてしまったのか
もしくは多動性障害による集中力の欠如で逃してしまったのか
試合前ということで大麻を断ってる兄貴のことだ。
後者の可能性も否定できないぜ。

そうだ、コレだけは言っておこう。
今回の試合後の検査結果は、、、シロだ!
(兄貴の大麻問題はMMA IRONMANさんで詳しく説明されている)


試合中を通してフランクとの差をまざまざと見せ付ける兄貴。
顔、ボディを的確に捉える兄貴の長いリーチ
アゴを突き出しての挑発もコンビネーションのひとつに過ぎない。
残酷なまでにリアルを叩きつける無表情な兄貴はもはや鬼神だ。

まったく見せ場を作らせず、完膚なきまでにフランクを潰した兄貴。
そして、試合前に中指を立てたその手は、今優しく差し伸べられている。
まったく、、、、全てにおいて凌駕している。

フランクに勝ち、次に兄貴が目指すところはどこなのか。
Strikeforce内で言えば、カン・リーなのかもしれないが
今は俳優業にのめり込んでいるらしく、当分出てきそうもない。
ロイ・ジョーンズ・Jr.とボクシングを、という話もあるらしいが
個人的には兄貴の寝技が見たい。
(最近はボクシングだけで試合が終わってしまっていて悲しい)

そういえば兄貴は青木に対戦表明をしていた。
何でもヒジの無い日本のルールが好きらしい。
確かに兄貴は額から鼻筋にかけてのTゾーンの主張が激しい。
これではヒジによるカットの可能性も高い。

しかし、兄貴が来るのであればvsマッハを見たい。

TBS首脳陣の「視聴率が心配」とのひと声によって
柴田と交代になってしまった、幻の年末、Dynamite!!カードだ。

何にも分かっちゃいねえ。
本当の価値とはなんなのか。

こうなったらvsマッハを実現させるためにまずは柴田とやろうじゃないか。
体重は柴田側に合わせよう。

柴田が"狂犬"なら、兄貴は"犬殺し"だ。
柴田が"異端のプロレスラー"なら、兄貴は"リアルファイトを捉えた覇者"だ。
闘いが本来持つ崇高さ、残忍さを常に表現してくれるのはどちらなのか。
答えなんかとっくに出ている。が、しかし
目の前で見せ付けてやらないとわからない連中がいるのもまた事実。
兄貴はそれをやる。

兄貴を再び日本へ。

2013/03/06

クルクルガード



「クルクルガード」と聞いたら、それこそベリンボロの連続アタックのような
下でグルングルンに回るガードを思い浮かべますが、そうじゃなくって↑で紹介されてるのがソレ。

サウロの黒帯ってことでいいのかな。小柄なジローラモ、という雰囲気の
ホドリゴ・パガーニさんの得意技。表記は"curu curu guard"

↓の試合で、開始早々に見せてくれます。







このクルクルガード、要領としてはXっぽいんだけど脚の組み方は違う。
いわゆる「X」型にして相手の脚を挟むようにして捉えるのではなくて
左脚はフック、右脚は足の裏でモモを持ち上げるような感じ。
左脚は相手を自分の頭側に煽るのに、右脚が足裏使ってんのはより高く
相手の左脚を跳ね上げるためですかね。

右腕の使い方も、Xみたいに脚を抱えるのではなくアキレスのような捉え方をしている。
相手の右脚を強く自分に引きつけて固定するにはこの持ち方の方がいいのかな。
で、左手は相手の左ヒザのギを掴む、と。
相手の左脚を跳ね上げるサポートですかね。

ここから思い切り下から跳ねあげてリバーサル。

相手の真下に潜り込んで、身体全体の力でもって相手を跳ね上げるから
慣れてきたら強力なんじゃないでしょうか。


























パガーニさんはマスシニで何度も勝ってる強豪で、2005年には大賀さんにも勝利。




↑の試合でも速攻で使ってたように小手絞りも得意技にしてるようで、
↓の試合でもファーストコンタクトでアタック。


 

SENKI着てるってところもアツイ。
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