2011/10/27

古い試合で恐縮ですが



2004年パンナムの亀師匠ことエドゥアルド・テレス vs. ヘナー・グレイシーです。

私が亀師匠のことを知ったのはひねリンさんのブログだった(と、記憶してる)んですけど、「亀にばっかりなる、変なブラジル人がいる」って紹介だったと思います。その時に挙げられていたのが↑のヘナー戦。2004パンナムのDVDは持ってなかったのでこれはありがたい。

開始早々にクローズをとる亀師匠。立って割ろうとするヘナー、に対してクラシックな脚をすくうリバーサルを狙う師匠。で、あっさりヘナー転倒。結局その後にヘナーは体勢を立て直すんだけど、なんか意外。無防備すぎる?それとも師匠がうまいのか。

その後、となりのマットまで行ったり、レフに止められたりしながら必殺のグレイシーアキレスのシーンが長々と続きます。が、極めきれないヘナー。で、マット中央に戻り試合再開。

この試合の見所はココからです。(5分過ぎ)
ペチャリと座り込むから亀からクロックチョークを狙われるも、自らの身体を投げ出すように強引に回転させて上を取りかける師匠。得意技を持ちだして本領発揮です。とは言え、上は取れずサイドを獲られてしまうんだけど、ルール上、もともと「上」扱いはヘナーなのでポイントは入らない。そこからブリッジで暴れ、うつ伏せになり脱出。(このあたりなんか実にオレ好み)

しかし、この人はうつ伏せになってもそのまま体勢キープ。で、またしてもクロックチョークを狙われるワケ。そして、これまた言うまでもないんだけど、そこからが亀ガードタイム。遂に上下逆転。無論アドバン止まりw。

今度はサイドを獲られたヘナー。抑えこみを振りほどいて、なんとか上半身を起こすとガードから腕を一本取ってきて筋肉潰しのキーロック。それにしてもヘナーはアキレスとかキーロックとか「潰し」系が好きだね。

キーロックが逃げられると、ヘナーがシッティング、亀師匠がスタンドの状態に。ヘナーのオープンはどうなのか、、、と思う間も無く、アッッサリと亀師匠がパス。遂に3点ゲット!

再び上を獲った亀師匠。だんだんとポジションを移行し、相手にまたがって後ろ向きのマウント状態に。・・・ん?そこからヘナーの両脚を抱くようにして、、、ん??、、、と思っていたらそのままの体勢で上下逆転。ヘナーが上のノースサウス状態。。。ポイント変動無しw。。
試合終了ww。。


何がしたかったんだ。意味がわからねえ。



↑の動画は試合終了とともにぶつ切りになっていますが、3点を取った師匠が勝っているはずです。それにしても、この試合は現行のBJJルールでは測りかねる試合ですなあ。亀ガードからはいくら返しても点にはならないし、亀リバーサルをカウンターで抑えこんでも点にならないし(まあこれは当たり前とも言えるけど)、最後の展開に至ってはもはや前衛だろ。

亀師匠はまだ世界大会にも出て、上質なディープハーフを魅せてくれたりしてますが、ヘナーは国際連盟にはもう出て来ないのかなあ。もったいない。

2 件のコメント:

BTT さんのコメント...

亀師匠!!

一般的に亀=ディフェンスという見方になるのでしょうけど、師匠の亀は攻めの亀なんですよねぇ

この人亀に拘ってるからああいうスタイルだけど、テレレとTTやってたくらいだから他の技術も高いと思います

でもあの拘りのスタイルを貫くからいいのですよね

まさに唯一無二

ネラズリ さんのコメント...

あの風貌がスキなんですよねえ。飄々としてて。

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