2010/04/15

こんにちはfromスタジオパーク

昨日の「スタジオパークからこんにちは」のゲストが菊地成孔
で、仕事が休みってことで思い切って行きました。NHKスタジオパーク。
渋谷自体かなり久しぶりだったんだけど。

この番組をスタジオで観覧するには事前の申し込み、、、
ではなく、当日スタジオ前に集合し、人数が多い場合は抽選という
なんとも自分のような遠方の希望者には優しくない仕組み。
「行かなきゃ当たらんさ」の精神に則り、ともかく向かうことにする。

抽選だと言うのに、集合締切時間の遙か一時間前に着いてしまう当たりは
自分の貧乏性を再確認させられる。
しかし、早めについて良かった。
スタッフの方が慌ただしく準備をするのをボンヤリと見ていたら
スタジオ内からスタッフの拍手が。
見れば菊地成孔登場。リハが始まった。

菊地氏を見るのは、一昨年のハロウィンのライブ以来。
あの時はMCも無く、ステージも短く
食い足りねえ感でイッパイだったが、今日はそんなことはないはず。
ピアノで南博氏も来ている。「花と水」から演るんだね。
(上記のハロウィンのライブでは会場をボーッとフラフラしていたら
ステージへ向かう南さんに激突してしまいました。
先に南さんから謝られちゃったりなんかして非常に大反省した。)

早くもスタジオ前には"それらしき人々"が集まっている。
むぅ、抽選になったらライバルになるわけだ。
これ以上来るな!と邪念を発しながら待機所で待つ。

締め切り時間前には加速度的に人が現れたが
なんとか無事スタジオに入れることになりひと安心。
席もピアノに結構近く、演奏がすぐ目の前で繰り広げられる
大変にラッキーな展開。遠出した甲斐があった。

テレビ番組の観覧自体が初めてのことなのでなんか緊張する。
前説にも「おお。これが。」とちょっと感動。
次に、司会役のアナウンサーの方が登場。
住吉アナと近田アナ。
住吉アナは、まっ黄色な衣装でトンデモなく派手な感じに見えたが
帰宅後、録画を見たら全然気にならないからテレビは不思議。
あと、帰宅してからプロフで年齢見てちょっと驚いた。
正直、生で観てるときは年下だと思ってた。
個人的には住吉アナは髪の明るさを少し落として、あと少しカット
タイトめなジーンズにスニーカー、グレーのTシャツなんかで
キメられた日には、その写真をリブログする。
近田アナは中井祐樹氏に雰囲気が似ており
菊地氏と近田アナのトークシーンでは
どうしてもゴルドーの事を思い出してしまった。
(菊地氏の「日本人にゴルドーは咀嚼できない」というテキストは秀逸)

番組開始。
眠い、ぼんやりすると公言する菊地氏は、放送事故になりかねない間を作ったりしながら それでもいつも通りな感じでトークしていく。
(適当な受け答え含む)

ドラマ「チェイス」の音楽担当ってことで番宣をふんだんにまぶした構成。
でも、このドラマちょっと観たくなった。
ARATAと麻生久美子が出てる。おおおお。

ライブは「花と水」から「ブルー・イン・グリーン」
渋谷へ向かう電車の中でも聴いてた。
もうホントに目の前の演奏で、テクノイズもバリバリに含んで聴こえるので
やっぱライブはいいな、と思う。

もちろん演奏はとても良かったのだけれど
スタジオパーク内で見た光景で一番個人的にグッと来たのは番組開始前に
スタジオの前でリハを見ていた時のこと。
その日のスタジオパークは、修学旅行と思われる中学生くらいのコがいっぱいいて
スタジオ前は通路になっているので当然、
その前を通る学生もいっぱいいる。
その中でひとりの女のコがリハの様子を見て
「あ!ソプラノ!」と食い入るように観はじめた。
"ソプラノ"というのは菊地氏が持っていたソプラノサックスのことで
彼女はおそらく吹奏楽部かなんかでサックスをやっているのだろう。
目を見開きじーっと演奏を見つめていた。
クラスメイトの男子に「おい、いくぞ」と言われると
ハッキリとわかるふくれっ面をして彼女は渋々とスタジオ前をあとにした。
彼女は菊地成孔を知らない。それでも。

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